発行人の部屋

川柳の話をしよう

2020.4.7

「川柳の話」は、私が川柳を書いたり句会や大会に参加したりしながらいろいろ感じたことを表現するための基盤と考えて発刊したものです。

真島久美子さんが企画に賛同してくれ二人柳誌としてスタートできたのはとても幸運なことでした。

記事の柱のひとつとしては、全国で活動している、気になる川柳人に会いに行くというもので、第一回は、熊本県の北村あじさいさん、青森県の北山まみどりさんのお話を聞く機会に恵まれました。

川柳人と川柳についての話をすることで、川柳という詩を読み解く案内にならないかとの試みです。

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もうひとつは新しい川柳人の発表の場としての機能です。

句会大会本位に活動すればどうしても題詠の作句が多くなり、川柳人は本来表現したかった川柳との乖離に悩むことになります。

本誌では雑詠十句以上と、川柳に関する批評文を載せることで川柳の現状についていろいろ話せる場にならないかと考えています。

批評文、川柳に関するエッセイは投稿も募集し、次号より掲載していく予定です。作句と併行して川柳批評を活性化する試みです。

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二人ができる範囲から始めた小さなスタートです。今後も気負わずゆっくりと年一回発行程度のスピードで進んでいけたらいいなと考えています。

私が東北、真島さんが九州ですので、地域にとらわれない幅の広い活動を進めていけることを期待しています。本誌を手に取っていただき読んだ感想などを送っていただけたら望外の喜びです。

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ご指導ご鞭燵のほどよろしくお願いいたします。